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日本建築家協会 登録建築家事務所/医院開業支援・医療福祉建築設計チームのブログ

「デザイン・サーヴェイ」復刻版 出版される




このたび、復刻版「デザイン・サーベイ」が発行され、
懐かしさのあまり、早速入手した。

「デザイン・サーベイ」とは、本来は建築物を設計する際に建築予定地の周地域の
街並みをや歴史などを調査することをいうが、ここから派生して伝統的なまちなみや
集落を対象にして、実測して調査し、建築等の構成要素を記録して図面等で視覚化、
客観化することを意味する。

「建築文化」誌では、明治大学の神代研究室と法政大学の宮脇研究室によって
調査されたものが掲載されていた。
当時、建築を学ぶ学生だった私は、図書館に通い詰め、雑誌「建築文化」に掲載されていた
各地の集落に興味を持ち、休みともなると近場の集落や古い町並みに足を運んだ。
雑誌には「舟屋」で有名な京都府丹後の伊根町は「舟屋のある集落と祭り」と題して掲載されていた。
「馬篭」や「五個荘」、「金比羅」、「壱岐」等も掲載されていた。

その中でも、最も興味をもったのが豊後水道に浮かぶ高知県の「沖ノ島」である。
雑誌には「石で斜面に築いた集落」と紹介されていた。

海面から、にょっきり突き出したように浮かぶ石垣でつくられた集落。
海風が強いため、建物を低く抑え敷地の周囲に石垣を巡らせ、どの建物も風に対して妻面を向けて建っている。
そして、斜面で平地が少ないため、どの家も細い竹を並べて作った干棚を設けている。
内庭の狭さを補う場であったらしいが、海からの涼しい風をもとめコミュニケーションの場ともなっている。
と紹介されていた。

その雑誌をコピーして、行くときの資料にと大切にもっていたが、
遠路であり、しかも交通の便が悪い場所である。
学生時代には経済的な理由で行けず、社会に出てからもスケジュールが合わず、なかなか行く事ができなかった。
あこがれの石垣の島「沖ノ島」

そして、ある年の5月のゴールデンウィークに、思わずその機会が巡ってきた。
ワイフとまだ小さかった子供を連れて3人、憧れのこの島をワクワクしながら訪れることになった。



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